同・級・生 (小学館文庫)
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同・級・生 (小学館文庫)
柴門 ふみ

定価: ¥ 710
おすすめ度:

発売日: 1995-09
発売元: 小学館
社会に出た頃をきっと思い出します。
大学の同級生・恋人が社会に出てその後どうなってゆくのか、を描いています。これが、かなり身に積まされるエピソードばかりで、思わず自分を投射してしまいます。学生時代の甘ったるい日々や青っぽい正義感が、有無を言わせぬ組織の掟に従って、自分自身も変わってゆきそうになるのですが、どうしても甘く切ない学生の頃を引きずってしまう。それは幻にしか過ぎないのですが・・・。恋愛をテーマにした作品をお探しの方にはお勧めです。漫画なんか、とお思いの方には是非読んでもらいたいと思います。
柴門ふみ絶頂期の第一弾
柴門ふみといえば、恋愛が永遠のテーマでしょう。
この中で、円熟期を迎えた彼女が放った傑作第一弾が「同級生」です。
お互い結婚まで意識していた大学生のカップル。
それが就職後、簡単な事から別れてしまい、男性の方に新しい恋人ができます。
律儀な男性は、新しい恋人の手前、昔の彼女が苦しんでいるのを、助ける事が
できません。
女性は、お見合いをしたことが、転機となっていきます。
でも、二人とも、互いを忘れる事ができないのです。
切ないまでに思い合う青春。そして、最後は大人の選択をする2人。
傑作です。柴門ふみさんを読むなら、この本からをお勧めします。
青春ってこんな感じ?
なつかし~。
高校生の頃、漫画雑誌に連載されていた頃はあんまり面白いと思わなかったのです。絵は描写的でないし、第一ストーリーが理解できなかったし。で、大学に入って、ちょっといいな、と思ったのですね。自分のまわりにありそうでない恋愛の描写。現実にあるどろどろしたものを多少残しつつ、適当に解毒する距離感。就職から結婚という終身雇用時代における大切な人生の決定過程において揺れ動く20代の心のゆらめきを上手く描写しつつ、本当に触れたくない恋愛の醜さはさらっと流す微妙な感覚。大学生の頃って、恋愛のことばっかり考えていたものです。
さて、今になって、実はお見合いもしてみたり(そしていろいろないざこざにあってみたり)、アメリカに留学もしてみたりして、結構、自分史的にかぶっている部分あってのことでしょうが、なんとなく過ぎてしまった、そして自分では(似たような時間をすごしつつも)経験できなかった青春って奴がそこに描かれている感じがして、いいんだなぁ。名作だと思います。それは多分、過ぎてしまった時間に対する郷愁に過ぎないのかもしれないのだけど、本当にイイカンジに感傷的になってしまうマンガです。優れて個人的な問題のような気もしますが、とても好きな本です。
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