ベルセルク (1) (Jets comics (431))
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ベルセルク (1) (Jets comics (431))
三浦 建太郎

定価: ¥ 530
おすすめ度:

発売日: 1990-12
発売元: 白泉社
この世にこんな凄い漫画が存在するとは・・・
この作品には、凄まじい衝撃を受けた。
その世界観、日本語、そして画力、どれを取っても超一流であり、
特に画力については世界一だと私は感じている。
一枚一枚のコマが、まるで写実的な壁画のようでありながら、
漫画としての美しい流れを持っている。漫画としての最高の技術がここにある。
どうすればこんな光景が頭に浮かび、漫画として表現できるのか。想像もつかない。
また、西洋の世界観を元にしながら、作品中のセリフはほとんどが日本語である。
現代日本では見かけないような言葉もそこかしこで効果的に使われており、
作者の国語力に驚嘆する。
その言葉は、比類なき画力と相乗して圧倒的な力を持つ。
日本人の喜びの一つは、漫画を母国語話者として読めることだと
思ってはいたが、この作品でその極みを感じることができた。
この第一巻は物語の序章で、絵はまだ拙い。正直凡作感もある。
しかしながら巻が進むにつれ、画力は向上していく。これが感動を後押しする。
漫画内の偉そうなセリフを書くだけの努力を、作者も漫画に対してしていると感じるからだ。
ありがとう、三浦さん。
・・・そういえば、一点だけ気になったのは、作中世界の人口構成です。
なんか社会崩壊するほど死んでるような・・・綿密な世界感の分、気になってしまいました。
日本で一番面白い漫画です!!!
ベルセルクとの出会いについて書きます。
友人宅で発見。友人が仕事に入っている間に10巻まで読破する。
所要時間4時間、しかし、疲れどころか、次どうなるんだと気になってしまい、
帰宅途中本屋に駆け込む。読んだばかりの10巻を何の迷いもなく定価で購入、
続きも当然買う。7000円くらい惜しくなかった。
帰りの電車で周囲を気にせずカバーなしで最初からまた読みふける。
自宅近くの駅についたら、14冊の漫画が入った紙袋をチャリの籠に乗せ走る。
急ぐ。全力でチャリをこぐ。なんで??
家でじっくり読むためじゃ、もんくあっか!!??
と1人で突っ込みを入れつつ、自宅のドアをあけ、また読みふける。
次の日までに三回読み直す。それからは「ニエ」をもとめる怨霊のごとく新刊を待ち望む。
結構漫画読むほうですが、
こんな状態にしてくれたのはこの漫画だけでした。他に似たような漫画はあれど、
こんなに描きこまれた絵は他にないでしょう。
登場人物たちのキャラ立ちの度合いと魅力、目を瞠るものがあります。
ストーリーも冒頭のようにどうなっちゃうのと先が気になってしかたなくなります。
特筆すべきは、ガッツの剣によって飛ばされた破片(化け物や人間の一部)の飛び方、
回り方です。物理的にかなり正確だそうです。リアリティを追求した結果なのでしょうが、
神経使って描いていらっしゃるのが良く分かります。
主人公ガッツは人間離れしたというより、人間やめちゃってる強さです。
2メートル近くの剣「ドラゴンころし」をものすごい速さで振り回し、
ザコはボウガンで撃ち抜き、ここぞというところで大砲を撃ちます!!
1巻のお相手はは串刺し大好きヘビ男です。
ガッツの異常なタフさと膂力に驚きです。大砲吹っ飛ばしてぶった切ります。
鬼気迫る戦い、とても面白いです!!暴力表現多いので気をつけてください。
お子様、お嬢様にはおすすめしません。
「…げる。」
唯一無二、似て非なるものすら存在せず、追随を全く許さない筆致で
孤高の原野を歩み続ける長編大河ファンタジー。
恐らく1ページあたりの線描本数は日本一=世界一ではないでしょうか?
この方面での『描画力』において最高の高みに達しています。
(あくまで最新刊での話しですが)
完全なファンタジックワールドを描いているのに、匂い(決してよい香ではない)
が漂いそうなこの絵は一体何なのでしょう…。
線の数に比例するようにストーリーも濃い。
「他人の業」の深淵をムリヤリ覗き込むような恐怖を底流に、
業を背負いながらも守るべき仲間に僅かな光を見出し、
また壊れ、それでも闇を切り裂き進む黒い剣士の姿。
業深き主人公「ガッツ」をして「足掻(あが)くもの」と名付けた設定が、
この作品のありえない空想世界を、不思議とリアルに感じさせる。
日々をそれなりに「足掻いている」読者である我々は、ベルセルクを読み進める度に
有り得ないほど苛烈な作品世界の地獄を彷徨う、この隻腕・隻眼の超人剣士「ガッツ」に、
日常とは対極に居る彼に、知らず知らずにシンパシーを憶える。
もしそのシンパシーが無ければ、この窒息しそうなほど濃密な、
ベルセルクの架空世界に留まることはとても難しい。
作者は、きっとその事を強く思念しているのでしょう。
白泉社というメジャーではない(失礼)出版社だからと敬遠するのは大きな損失。
「ベルセルク」は(完結のいかんによるが)恐らく、日本のマンガ史上ベスト10に
入る作品になる可能性が多いにある。
あなたがもし「自称:マンガ好き」なら、読後の好き嫌いは別として
一度は読んでおくべき作品。
ハッキリ言って、好みはすごく分かれると思うが、これがマンガの可能性の
一つの究極形だと思う。
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